過食が慢性化すると食欲は低下しない

レプチンとは、食欲を制御する働きのあるホルモンのことです。体内に摂取された過剰な脂肪分などが中性脂肪になることは、よく知られています。

中性脂肪は、血液として全身に流れます。そして体内の脂肪細胞に入り込んでいきます。脂肪細胞がある程度増えると、食欲を低下させるホルモンであるレプチンを血液の中に出すというのです。

ただし、最近のアメリカの研究で、過食が慢性化するとレプチンがたくさん出ているのに食欲が低下しない場合がある、という発表がされました。しかもそのメカニズムはまだ解明されていません。

レプチンを活性化させる神経信号を解明したのは、東北大学大学院医学系研究科です。東北大学大学院医学系研究所は、レプチンの働きを大きくする方法を発見したとされています。

レプチンが働くことによって食欲を抑えることができるのですが、その効果をさらに大きくする方法を見出したそうです。

それは、メタボリックシンドロームで有名になった内臓脂肪が鍵で、内臓脂肪からの何らかの信号が、レプチンに働きかけることがわかったことがヒントになったのだそうです。

そもそもレプチンは血液によって脳に運ばれ、食欲を抑えるとされています。このレプチンのスイッチを入れるのが、内臓脂肪だということです。食欲を抑える神経信号の研究が進むことに、大きな期待がかかっているようです。