メタボリックシンドロームの診断基準

メタボリックシンドロームの診断基準についてご紹介します。

肥満のタイプは内臓脂肪型と皮下脂肪型の2種類があります。内臓脂肪症候群であるメタボリックシンドロームの該当者・予備軍の基準は、前者の内臓脂肪型です。

メタボとは、内臓脂肪が体内にたくさん蓄積され、さらに高血糖、脂質異常、高血圧のいずれかの症状がある状態です。

内臓脂肪は溜まりやすくて落ちやすい、皮下脂肪は溜まりにくいが落ちにくいという性質があります。必要以上に溜まりすぎた内臓脂肪は、放っておくといろいろな問題を引き起こすので、注意が必要です。

メタボリックシンドロームに関連する8つの内科系の学会が、メタボリックシンドロームの診断基準を2005年4月に決定しました。

診断基準に基づいて内臓脂肪量を正確に測定するにはCTスキャンが必要となりますが、これには検査費用と検査のための時間がかかります。そのため、一般的にわかりやすい診断基準として、まず腹囲(おへそ周り)が用いられています。

ただし、お腹がぽっこりしているだけでは、メタボリックシンドロームとは診断されません。腹囲に加えて、血糖、中性脂肪、HDLコレステロール、血圧(収縮期または拡張期)で、2つ以上に問題があると健康診断などで指摘された人が、メタボリックシンドロームと診断されます。

また、診断基準にあてはまらなくても、「まだ病気にはなっていない」「予備軍だから大丈夫」と安易に考えるのはとても危険です。

なぜなら、健康診断の検査結果がそれほど悪くなかったとしても、内臓脂肪が多すぎる状態が続くと動脈硬化が進み、別の病気を引き起こしてしまう、といわれているからです。つまり、メタボリックシンドローム予備軍である状態を放置していてはいけない、ということです。